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ラレマンドとトヨタ自動車は、契約を締結しました
ラレマンドとトヨタ自動車は、セルロース系エタノール製造用の新しい酵母菌株の製造と使用許諾について、契約を締結しました
2019年2月26日に、ラレマンド社の事業部の1つであるラレマンド バイオフューエル& ディスティラースピリッツは、トヨタ自動車株式会社(以下、「トヨタ自動車」)と“TOYOTA XyloAce™”の製造と販売に関して、契約を締結しました。“TOYOTA XyloAce™” は新しい酵母菌株の製品ラインナップであり、北米においてセルロース系バイオマスからのエタノール製造に貢献します。
トヨタ自動車は、遺伝子工学的手法を用いて、新しい酵母菌を開発しました。これらの酵母菌は、セルロース系エタノールを発酵生産する過程において、重要な役割を果たします。 TOYOTA XyloAce™ は、キシロースとアラビノースを非常に効率的に発酵するだけでなく、酢酸等の発酵阻害物質に対し高い抵抗性を有しています。結果としてこれらの酵母菌によって、世界最高レベルのエタノール発酵効率を実現しました。この技術により、バイオ燃料の生産量を増加させ、生産コストを低下させることが期待されています。
ラレマンド バイオフューエル& ディスティラースピリッツの代表である、アンガス バラードのコメントを紹介します。「TOYOTA XyloAce が私たちの製品ラインナップに加わることによって、皆様に幅広い種類の最高のセルロース系エタノール製造用の酵母菌株を提供できるようになります。トヨタ自動車と共に働けることを誇りに思うと同時に、北米全土においてセルロース系エタノール製造業の収益性が加速的に向上することを楽しみにしています。」
ラレマンド バイオフューエル& ディスティラースピリッツについて
ラレマンド バイオフューエル& ディスティラースピリッツ(Lallemand Biofuels & Distilled Spirits; LBDS)は、ラレマンド社の事業部の1つです。所在地はアメリカのジョージア州ダルースになります。世界中のバイオエタノールと蒸留酒業界向けに、発酵原料と技術サービスを提供しています。LBDSについてより詳しい情報をお知りになりたい場合は、こちらのウェブサイトをご訪問下さい。 www.lbds.com
トヨタ自動車について
トヨタ自動車株式会社は、世界的なモビリティ カンパニーです。1997年にハイブリッド-自動車プリウスを、2014年に量産車として世界初のセダン型燃料電池車ミライを上市しています。本社は豊田市に位置し、1937年より自動車の製造を行っています。今日トヨタ自動車は、世界中で37万人の従業員を有し、27の国と地域において、主力車、高級車から軽自動車、商用トラックまで、年間およそ1000万台の車を製造しています。そしてトヨタ、レクサス、ダイハツ、日野のブランド名の下、170以上の国と地域で販売しています。より詳しい情報をお知りになりたい場合は、こちらのウェブサイトをご訪問下さい。
www.toyota-global.com
※このプレスリリースは、2019年3月5日付けでLBDSのウェブサイトに掲載されたものを、日本語に翻訳したものです。原文は、こちらのリンクからご覧頂くことが出来ます。
www.lallemandbds.com/in-the-news/lallemand-and-toyota-motor-corporation-sign-production-and-licensing-agreement-for-new-cellulosic-yeast-strains/
投稿日 Aug 22, 2019 | 最終更新日 Jul 7, 2023