Blog

品質管理は、乳酸菌配合のサイレージ調製材の有効性を左右する

品質管理は、乳酸菌配合のサイレージ調製材の有効性を左右する

 乳酸菌配合のサイレージ調製材を選ぶとき、皆さんはどこに注目しますか?ラベルに記載されている菌株名でしょうか、あるいは生菌数でしょうか?確かに、望ましいサイレージ発酵のためには、菌株や生菌数はとても大切です。しかしそれだけでは十分ではありません。例え「適切な菌株」が「適切な生菌数」で配合されていると表記されている製品であっても、サイレージ調製中の生存率・水と混和した時の分散性・丈夫な包装・ 生産工程の一貫性が保たれていない場合、サイレージ発酵の結果にばらつきが生じる可能性があります。

 ラレマンドアニマルニュートリションの乳酸菌配合のサイレージ調製材「マグニバ」は、優れた機能を発揮するための厳格な品質管理を行い、製品の有効性を保証しています。

生存率: 水との混和時からサイロ密封まで、生存し続ける乳酸菌

 製品包装内で、乳酸菌が適切な生菌数を保っていることはもちろん大切です。しかし乳酸菌がサイレージ発酵中に機能を発揮するには、サイレージ調製の全工程を通じて、生存率を保ち、代謝活性を維持し続けることが必要です。:

  • 乳酸菌の凍結乾燥粉末を水と混和した懸濁液: 懸濁液中で、乳酸菌が生存し続けている必要があります。
  • 収穫時: ハーベスターに搭載したタンク内の乳酸菌は、収穫作業が終わる時間まで長時間に渡って生き延びている必要があります。
  • サイロ密封まで: サイレージ調製材を噴霧し終えても、酸素を遮断した環境を作るまでは安心してはいけません。サイロ密閉前に乳酸菌が死滅してしまうと、貯蔵中の乳酸発酵が遅れ、好ましくない微生物が増殖したサイレージになってしまう可能性があります。

ラレマンドアニマルニュートリションの乳酸菌配合のサイレージ調製材「マグニバ」に含まれる乳酸菌株は、懸濁液中での生存性を重視して選抜されており、水と混合してから最大48時間後もその生存率を維持します。

乳酸菌に期待されること:

  • ホモ乳酸発酵型の乳酸菌:サイレージ貯蔵開始時にpHを素早く低下させ、サイレージ中の栄養価を高く保つ
  • ヘテロ乳酸発酵型の乳酸菌:サイロ開封後の二次発酵の抑制(カビや酵母の増殖を抑えて、好気的安定性を長く保つ)

懸濁液中で分散しやすく沈殿しにくい乳酸菌: ムラのない添加を実現

 乳酸菌を水に混和した時、懸濁液に濃度勾配があると噴霧ムラが生じ、サイレージ発酵の結果もばらついてしまいます。水と攪拌された後の乳酸菌は、懸濁液中で長時間 沈殿せずに、分散を保っていることが大切です。

すべての乳酸菌が水中で同じように振る舞うわけではありません。懸濁状態を維持するか、底に沈降するかは、細菌表面の「疎水性」あるいは「親水性」と呼ばれる特性によって決まります。

  • 疎水性の細菌は、水をはじくような細胞表面構造を持っており、懸濁液中でより早く沈殿しやすい性質があります。疎水性の細胞表面は、レンチラクトバチルス ブーケンライレンチラクトバチルス ヒルガルディの菌株に多く見られ、脂肪酸と結合したバイオフィルムを形成して水と混和しても分散しにくい傾向にあります。
  • 親水性の細菌は、水と親和しやすい細胞表面構造を持ち、懸濁液中で均一分散した状態を保ちやすい性質があります。 ペディオコッカス ペントサセウスラクチプランチバチルス プランタルム の菌株は、親水性に分類されるため懸濁液中でも沈殿しにくいと言えます。

なぜ懸濁液中での分散性が重要になるのでしょうか。ハーベスターのタンクの中で、乳酸菌が懸濁液の下側に沈降してしまった場合、噴霧濃度が不均一になり、乳酸菌が噴霧されない箇所が生じたり、サイレージ発酵にばらつきが生じます。 ハーベスターの振動だけで、懸濁液を十分に攪拌させ続けることは できません。

ラレマンドアニマルニュートリションは、懸濁液中の乳酸菌の沈殿を最小限に抑えて、安定した散布と優れたサイレージ品質を実現するために、特別な分散最適化技術を開発しました。この技術によって、マグニバに配合されている全ての乳酸菌は、数時間にわたって懸濁液中で均一な分散を保ちます。:

  • 水と混和したマグニバ粉末内の乳酸菌は、活性化して代謝活動を始めます。
  • 菌株本来の細胞表面構造の性質に関わらず、マグニバに含まれる乳酸菌株は、ハーベスタータンクの懸濁液中で長時間に渡って均一に分散します。
  • マグニバの高い分散性のおかげで、サイロへの詰め込みの最初から最後まで、原料作物に均一に乳酸菌を噴霧することができます。

マグニバを均一に噴霧された原料作物は、最適なサイレージ発酵を促し、高品質なサイレージ作りを実現します。

安定した生産工程による 製品の信頼性

ラレマンド社の細菌用工場における生菌製品の生産工程と品質検査の流れ

乳酸菌配合のサイレージ調製材マグニバは、ラレマンドアニマルニュートリションの厳しい管理の下で製造されています。

  • 菌株毎に適した培養手順で製造され、目的とする菌株のみが含まれていることが保証されています。
  • 製造の各段階において、品質検査を実施しています。
  • 全てのバッチの製造記録を追跡することができます。
  • 現実的な保存期間を裏付けるための製品保管中の安定性試験を実施しています。

これらの厳格な製造工程によって、どのバッチの乳酸菌であっても常に同等の機能を発揮します。

丈夫な包装: 使用時までの品質を守る

熱と湿気は、細菌の生存率に影響を与えます。そのため、マグニバには次のような特性を備えた包装を採用しています。:

  • 酸素の侵入を防ぐ機能を有しています。
  • 未開封の製品であれば、室温で保管することができます。
  • 製造日より24ヶ月間もの長期保管が可能です。

マグニバを選ぶ理由

  • 機能が科学的に裏付けられている乳酸菌株を選抜しています。
  • 水と混和した後も、最大で48時間の生存が保証されており、収穫・詰め込み・密封まで十分に長く生存を保ちます。
  • 懸濁液中で均一に分散するため、乳酸菌をムラなく原料作物に噴霧することができます。
  • 丈夫な包装によって、製造日より24ヶ月間もの長期保管が可能です。
  • 厳しい製造工程によって、一貫した製品品質を実現しています。

マグニバはどこにでも存在する乳酸菌ではなく、生産現場で最大の有効性を発揮することを考えて開発された、機能性の乳酸菌です。

ラレマンドバイオテック株式会社の
乳酸菌配合のサイレージ調製材マグニバについてはこちらから

投稿日  2026年6月29日 | 最終更新日 2026年7月14日

マグニバ