製品導入実例 | 読むのにかかる時間 0 分
製品導入実例:マグニバ プラチナ1
山田さんちの牧場様(熊本県阿蘇郡西原村)
熊本県の阿蘇外輪山の西麓に位置する西原村にて、60年以上に渡って酪農を営まれている山田さんちの牧場様。飼養頭数は約200頭、年間出荷乳量は約1200トンです。山田さんちの牧場様はいち早く自動搾乳ロボットや哺乳ロボット、餌押しロボットといった、スマート農業につながる機材を導入しています。機械に頼ることで初心者でも業務ができるようにし、きつい汚いではない楽しい酪農を目指されています。
山田さんちの牧場の代表である山田政晴様は、ジェラートショップやレストランも経営する他、地域の7戸の酪農家で構成される西阿蘇酪農業協同組合様の組合長も務めておられます。
自給飼料の生産について
西阿蘇酪農業協同組合様では、自給飼料として主にデントコーンを2期作されています。全7戸で、1期作目に50ヘクタール、2期作目も50ヘクタールの圃場を使用します。スケジュールとしては、冬の間に堆肥を置いて、深耕してハロを掛け、4月1日頃に種まきをし、7月下旬に1期目の収穫を行います。その後8月1日を目途に2期目の準備をし、11月の終わりから12月の初めにかけて2期目の収穫をします。
良質なコーンサイレージ作りのポイント
西原村は西南暖地で気温も高いため、サイレージの温度も高くなります。そのためせっかく詰めたサイレージが二次発酵で腐敗してしまい、牛に悪影響が及ぶことが良くあったようです。そこで良質なコーンサイレージを作る取り組みを始め、現在は7戸全員がコーンサイレージの調製時にマグニバ プラチナ1を添加しています。
山田政晴様の声
「マグニバ プラチナ1を添加したコーンサイレージは、牛が好んで食べることに加え、二次発酵で腐って捨てることが少なくなりました。サイレージの表面がカビていたり、バンカーの表面に赤い斑点のカビが生えているといったことが全然ありません。」
「1頭当たりコーンサイレージを20キロくらいは給与しています。おいしい牛乳は健康な牛からしか絞れません。健康な牛を養うためには良質粗飼料が必要になりますし、牛に食べさせるまで腐らせずに保たないといけません。」
「現在の酪農情勢は厳しいですが、購入飼料だけでなく自給飼料を作っている強さが、今出てきているのではないかと思います。」
熊本地震からの復興について
2016年の熊本地震によって、西原村では全戸の牛舎が倒壊してしまいました。しかし地域で力を合わせて牛舎を再建し、地元の支援や国からの支援を受けて乳を搾り続けることで、全戸が離農せずに再生することができました。当時も組合長であった山田政晴様は、その地域貢献と社会貢献が認められ、2020年に日本国天皇より旭日双光章を授与されています。
詳しくは下の動画をぜひご覧くださいませ。
投稿日 Nov 15, 2023 | 最終更新日 Nov 21, 2023